アラキドン酸を減らした方がメリットのあるケースとは
アラキドン酸は脳をサポートする作用や、細胞膜の柔軟性を維持するなど重要な役目を持つ成分です。
体内での合成も可能ですが、元々数が少ないので食事などで補わなければいけません。
アラキドン酸を含む食材や肉類や卵など、意外と身近な食材が多いので意識しなくても摂取できています。
しかし食生活の欧米化の影響から、アラキドン酸の過剰摂取が問題視されています。
アラキドン酸は過剰摂取をすると、アトピーやアレルギーを起こしやすくなると言われています。
これだけでなく、動脈硬化、大腸がん、乳がん、肺がん、皮膚がんなど重篤な病気のリスクを高めると言われています。
体内で合成される量が少ないので、積極的摂取は必要ですが、肉や卵を毎日たくさん食べる人は過剰摂取になりやすいと言っていいでしょう。
不足するよりは少し多い位がちょうどいいのですが、過剰摂取も良くありません。
また年齢とともに体の機能は低下していきますから、それに伴い体内で合成できる量はどんどん減っていきます。
食事以外にもサプリメントから摂取する事ができますが、肉や卵をよく食べる人は過剰摂取になりやすいです。
こういう場合は摂取を意識しつつ、量を減らす工夫が必要です。
これによりアラキドン酸を摂取するという目的も達成できますし、量を減らす事でアレルギーやがんのリスクを軽減できるというメリットが生まれます。
やり方はとても簡単です。
食事の内容を見直すだけでいいのです。
アラキドン酸は青魚やわかめのような海藻類にも含まれます。
カロリーも控えめだし、不飽和脂肪酸や必須脂肪酸もバランスよく摂取できるから一石二鳥です。
アラキドン酸はリノール酸から合成されるので、適度なリノール酸も必要です。
しかしリノール酸の摂り過ぎも体によくありませんし、量が多いと結果的に全て過剰摂取となってしまいます。
リノール酸はサラダ油やひまわり油に多く含まれるので、調理油をオリーブ油などヘルシーな物に変えたり使い分けたりするのがおすすめです。