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レバーが苦手なら何からアラキドン酸を摂れる?

アラキドン酸自体あまり聞きなれない名前ですし、存在を知らない人も多いかもしれません。
毎日普通に食事をしている人なら、ある程度は補えています。
食材の中ではレバーに多く含まれていますが、レバーは独特のクセがあるので好き嫌いが分かれる食材です。

しかしレバーが食べられない人でもアラキドン酸を摂取できます。
卵にはレバーより豊富なアラキドン酸が含まれていますから、3回の食事のうちどこか1食に卵を食べるだけで手軽に補えます。
他にも青魚やカットわかめ、など意外と身近な食材に多く含まれています。
青魚が苦手な人は、サバ缶やいわし缶からも補えますので、選択肢は多いと言っていいでしょう。

卵なら季節に関係なく手に入りますし、安価だから毎日食べる事ができます。
卵の中でも黄身の部分に多く含まれていて、生で食べたほうが多くのアラキドン酸を摂取できます。
100gあたりの含有量を豚レバーと比較すると、卵黄が480mg、豚レバーが300mgとなっています。
明らかに含有量は卵の方が多くなりますが、卵1個あたり100gもありませんから、1個あたりの量は約86mg程度です。

鶏卵では1個あたり86mgですが、烏骨鶏の卵になると112mgと少し増えます。
生のままで食べた場合ですが、生のまま食べられるのは新鮮な物に限られます。
ゆで卵にすると、鶏卵で80mgと6mg減ってしまいますが、生で食べたくない場合はゆで卵にしてもOKです。

朝食に取り入れるなら、卵かけご飯や卵ドリンク、昼食なら牛丼など丼物にかけて食べるなど食べ方も工夫できます。
夜にわかめの味噌汁、青魚をプラスすれば十分な量を摂取できます。

アラキドン酸は野菜から摂取することはできませんが、普段の食事で不足することはほとんどありません。
しかし1日あたりどのくらい摂取したらいいかという目安ははっきりしていません。
これは人により必要量が変わるからというのもありますが、卵なら1日1個、他に青魚やわかめなどを取り入れていれば、きちんと摂取できています。
ただし過剰摂取によるリスクはありますから、全体のバランスも考えておきましょう。