細胞膜

アラキドン酸の適用量はどのくらいの食事量になる?

アラキドン酸は体内でも合成されていますが、合成量はあまり多くない事、年齢とともに減少していく事から、食事から補う必要があります。
ただしほかの成分のように、必要量は個人差が大きいため、1日あたりの目安が割り出しにくいのです。
まだ解明されていない部分も多いという理由もありますが、そのうち研究が進めば、摂取量の目安もはっきりすると思います。

アラキドン酸の必要量は人により異なりますが、食材ごとにどのくらい摂取できるのかを知っておくのは大切な事です。
食材別にアラキドン酸の含有量を比較してみましょう。
全て100gあたりの量として見ていきます。

食材の中でアラキドン酸を最も多く含むのが卵です。
黄身に多く含まれていて480mgありますが、これは生の状態での含有量です。
ゆで卵にすると80mgに減少してしまいます。

さわらには、430mg含まれますが、これも刺身で食べた場合です。
青魚の一種ですから、アラキドン酸と同じ不飽和脂肪酸のDHAが多く含まれます。
レバーは豚、牛、鶏の全てに含まれますが、最も多いのが豚レバーの300mgです。
鶏卵にも多く含まれますが、アヒルの卵を使ったピータンにも250mg含まれます。

わかめは海藻の中でも最も多くのアラキドン酸を含んでいます。
カットわかめの場合で240mgありますから、ヘルシーさではNo.1です。
ただしカットわかめ100gは水に戻すと5倍~6倍になります。
毎日味噌汁やスープで少しずつとるか、わかめが好きな人は海藻サラダもいいでしょう。

青魚は生のまま食べるのが難しい物も多いですが、缶詰や干物なら食べやすいです。
いわしの蒲焼の缶詰なら210mg、鯖の開き干しは195mg含まれます。
ちなみに鯖1匹250gの場合は、488mgのアラキドン酸が含まれます。

他にもブリの照り焼き180mg、牛レバー170mg、鶏レバー150mgとなっています。
ただし食事から摂る栄養はアラキドン酸だけではありません。
他にも必要な栄養や成分はありますから、全体のバランスを考え、量がはっきりわからないので難しい部分もありますが、過剰摂取や食べ過ぎには注意しましょう。